太陽光発電について
太陽光発電システムとは?
太陽の光エネルギーを電気に変える「太陽電池」を使った発電システムを、太陽光発電と呼んでいます。「太陽光発電システム」は、太陽電池を配置した「モジュール(太陽電池パネル)」と、太陽電池で発電した電気を家庭で使えるよう交流100Vに変える「パワーコンディショナー(インバーター)」が基本的な構成です。
これに、創られた電気を集電する接続箱、電力売買メーターきが加わります。
注意しておきたいのは、「太陽光発電システム」そのものには、発電した電気をためる機能はないことです。
このため、電気が引き込まれている通常の家庭では、必要に応じて、余った電気は売り、足らないときには買うように設計されています。これを「連系型」と呼んでいます。

太陽光発電の原理は?
太陽電池は半導体の一種であり、太陽の光エネルギーを直接電気エネルギーに変換するもので、半導体が光を受けると内部に電子エネルギーが与えられ電流が起きる性質を利用したものです。
半導体にはそれぞれ電気的性質の異なるn型シリコンとp型シリコンがあり、この2つをつなぎ合わせた構造になっています。太陽電池に光が当たると、その光エネルギーは太陽電池内に吸収され、これにプラスとマイナスを持った粒子(正孔と電子)が生まれ、マイナスの電気はn型シリコン側へ、プラスの電気はp型シリコン側へ多く集まります。このため太陽電池の表面と裏面につけた電極に電球やモータをつなぐと電流が流れます。これが太陽電池の原理です。

太陽光発電にはどんなメリットがありますか?
| ①環境に優しいクリーンなエネルギーです |
| ②余った電気が売れます |
| ③省エネ意識が高まります |
| ④非常用電源として利用できます |
| ⑤パネルの断熱効果で、屋根裏温度が快適になります |
| ⑥オール電化と相性抜群です |
| ⑦補助金が受けられます |

太陽光発電のデメリットは?
| ①発電量が天候に左右されるされます |
| ②夜間は発電できません |
| ③設置できない場合があります |

電気のkW、kWhとは何ですか?
| 電気には下記のような単位があります。(1Kw=1000W) |
| ・電圧(ボルト=V)電気を押し出す力 |
| ・電流(アンペア=A)電気の流れる量 |
| ・電力(ワット=W)電気が仕事をする力 |
| ・電力量(ワットアワー=Wh)電気をつかった量 |
| これらの関係を表す数式は |
| ・電圧(V)×電流(A)=電力(W) |
| ・電力(W)×時間(h)=電力量(Wh) |
| 例えば、冷房時消費電力500Wの 8畳用クーラーを2時間使用した場合は、電力(W)×時間(h)=電力量(Wh) に当てはめ、500W×2時間=1kwhとなります。そこに、電気料金単価 (25円/kWhとした場合)を掛けた25円が使用電気代となります。 |
| 太陽光発電が、1kWを1時間発電すれば1kWhを発電したことになります。 |

パネルの耐久性と寿命はどれくらい?
| 太陽光発電全体の期待寿命は20~30年とされています。 |

太陽電池モジュールの上に人が乗っても壊れませんか?
| 過度の集中荷重により枠の変形やガラスが割れる可能性があります。 |
| また、ガラスは割れやすく非常に危険です。 |
| モジュールの上へ人が乗ることは各メーカーが禁止事項としています。 |

太陽光発電は何年で元が取れますか?
| 平成21年11月1日より始まった、太陽光発電の新たな買取制度により、コスト回収は30年から15年に「半減」されるほどになっています。 |

売った電力代金の受け取り方法はどのようになるのですか?
| 売電の入金は銀行振込です。 |
| 買電と売電は相殺されず、個別に扱われます。 |

太陽光の保証期間は何年ですか?
基本的に、太陽電池モジュールの出力保証と太陽光発電構成機器の10年保証が一般的となっていますが、メーカーによっては、太陽電池モジュールは10年の出力保証、その周辺機器は1年保証というメーカーもあります。

太陽光発電と太陽熱温水器はどうちがうのですか?
| 太陽エネルギー利用には光を電気に変換し利用する方法と熱に変換しエネルギーを利用する方法の2通りがあります。 |
| 太陽光発電は太陽の光エネルギーをシリコンなどの半導体により、直接電気エネルギーに変換するものです。 |
| 太陽熱温水器は太陽光で水をお湯に変え熱エネルギーとして利用するシステムです。 |

雨・曇りなど天候に左右されますか?
| 太陽電池の発電量は入射する光の強度に比例します。曇りでは晴天の1/2~1/10、雨天では1/5~1/20になります。 |


一般的には何kWを設置していますか?
住宅用では3~5kW、公共・産業用では10~300kWです。年々設備容量が大きくなっていく傾向にあります。

今なぜ太陽発電を推進しなければならないのですか?
地球温暖化をはじめ、酸性雨、オゾン層破壊など、地球環境は目に見えて悪化しています。この背景には、石油・天然ガス・石炭といった化石燃料の大量消費(CO2の増大)による環境破壊が大きな要因としてあげられます。
18世紀に石炭を使い始めて以来、私たちは石油や天然ガスなどをエネルギー源として大量に使用してきました。約2億年かかって蓄えられたこれら化石燃料を、1950年頃から急激に使用量を増やし、今後、100~200年で使い切ろうとしています。石油残存量に限っていえば、なんと44年で枯渇するといわれています。問題は燃料の枯渇にとどまらず、化石燃料を燃やすことにより生じる二酸化炭素や硫黄酸化物の増加により地球環境に危機を与えています。
今後は貴重な化石エネルギーの使用をできるだけ控え、太陽光発電など自然エネルギーを活用することが使命ともいえます。 1997年12月に開催された「地球温暖化防止京都会議」では、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出について具体的な数値が設定されました。 1990年の水準に対して、EU(ヨーロッパ連合)諸国が平均8%、アメリカが7%、日本が6%で、2008年~2012年までの期間に削減するという内容です。
このような状況の中、クリーンな発電方式である太陽光発電の普及・促進が地球環境問題の解決の一助になることが大きく期待されています。

システム設置でどれだけ地球環境に貢献できるますか?
10kWの太陽光発電システムを設置した場合、全国平均では年間約10,000kWhの発電量が期待できます。これを火力発電所の代替と仮定すると、地球温暖化の原因であるCO2の年間発電量を炭素〈C〉量に換算すると年間1.89t-Cの二酸化炭素排出削減となります。またそのCO2吸収効果を森林面積に換算削減すると、森林1.94ヘクタールに相当します。
原油に換算すると、年間約2,700リットルの削減になります。
☆ 一般的な家庭用として設置する3kW(年間発電量約 3,000kWh)のケースでは下記の通りです。
・CO2を年間約540kg-cが削減できます。
・原油に換算すると、約740リットルの削減になります。
(これらの数値は結晶系シリコン太陽電池の、屋根置き型の場合であり、アモルファス型や設置形態が異なると、上記数値は若干の差異があります。)

太陽光発電設備を設置する場合の関連する条例、法規は?
| 20kW未満の太陽光発電は、一般電気工作物となりますが、20kW以上では自家用電気工作物の扱いとなります。 |
| 20kW以下の場合、電気主任技術者の専任は免除されます。また一般電気工作物の場合、保安規定の届け出義務が廃止され、法定点検が不要となります。 |
| 電気関係法規としては、電気事業法、同施行規則、電気設備の技術基準等が挙げられます。また、ビル等建物内の配線等に関しては、法規ではないが、内線規程に準拠する必要があります。更にビルの場合等は建築基準法及び同施行令にしたがって設置を行う必要があります。 |

リサイクル法適用商品なのですか?
| 現在はまだ、特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)のような法律には適用されません。 |
| 家電4品目のリサイクル商品化率法定基準値(質量比)では、エアコン:60%、テレビ:55%、冷蔵庫:50%、洗濯機:50%等ですが、太陽光発電システムについてはまだ基準等についても何ら決まっておりません。 |
| 現状では一般産業廃棄物扱いとなっています。 |
| 期待寿命が20年以上と長い為、今後生産量が2桁上がるとリサイクルが必要と考えられており、現在産官学共同で検討中です。 |


太陽光発電の設置方位や設置角度の影響は?
| 太陽電池モジュールの発電量は、設置場所の緯度、天候、設置方向、設置角度、通風状況等の設置条件に影響されます。 |
| 原則的には、最大の発電量が得られる方位、角度に太陽電池モジュールを設置しますが、外観や構造(耐風圧など)や経済性などを考慮して、必ずしも発電量が最大になる条件で設置されるとは限りません。 |
| 屋根など既存の場所に設置する場合にはその設置する場所に合わせた方向(方位)、角度に設置することが一般的です。 |

方位、傾斜角により発電量はどの程度変化しますか?
| 設置方位は真南向、傾斜角度20~30°が最適です。 |
| 真東、真西向きに設置しても真南に比べ結晶系太陽電池では約15%程度の発電量低下となりますが、十分に使用できる方位です。 |

影の影響はありますか?
| 薄い影(山、ビル、樹木、電柱等の影)が太陽電池に掛かった場合、発電量が低下しますがゼロにはならず影の部分でも周囲からの散乱光により1/10~1/3程度発電します。なるべく太陽電池に影が掛からないような工夫をすることが重要です。 |

パネルの重さは家にとって大丈夫ですか?
| パネル全体の重さは約300kg前後で、子供7、8人と同じくらいです。一箇所にその比重が全てかかるのではなく、屋根全体に分散されますので、元々の家に問題がない限り重さは心配ありません。 |

パワーコンディショナの運転音はうるさくないですか?
| 運転時わずかに音がします。パワーコンディショナの運転は日中のみの運転となりますので、日中の騒音レベルを考えるとそれほど大きな音ではないと考えます。ただし、人によっては気になる場合があるため、パワーコンディショナの設置場所を考慮する必要があります。 |

パワーコンディショナは運転中、熱を持ちますか?
| 運転中は、温度が高くなりますが、触れられない程の高温にはなりません。 |
| 万が一、安全な温度を超えた場合は、パワーコンディショナ本体の保護機能が働いて運転を停止します。 |

パワーコンディショナーの耐用年数および取り替えの費用はどれぐらいですか?
| 10年以上の耐用年数はあると考えます。尚、設計寿命は15年で、 特に、定期交換が必要な消耗部品はありません。 |
| 取り替え費用は機器代+工事費が必要となります。また、手続きとしては、NEFや電力会社に対する設備変更の届けが必要な場合があります。 |

運転時の消耗品はどのようなものがありますか?
| 太陽光発電システムは、風力発電機やエンジン発電機等と異なり、回転部や駆動部がなく、燃料を補給する必要もないため、日常的に補充または、交換する消耗品はありません。 |

システム導入後、毎日の操作の必要は?
| 全く必要ありません。 |
| 太陽光発電システムは日の出とともに自動的に運転を開始し、日の入りとともに自動的に停止しますので煩わしい操作は一切ありません。 |

日常の点検はどのようにするのですか?
| 日常点検としては、発電量を確認するだけで十分です。また、長期にわたりご使用いただくために4年に1度の点検をお勧めいたします。 |

停電した時に使えますか?
| 晴れていれば発電しますので、専用のコンセントから電源を取り使用することができます。 |

ごみやほこりによる発電量の影響は? パネルの掃除は必要ですか?
太陽電池にごみやほこりが付着する晴天が続き、砂ほこり等が付けば発電量3~5%程度ダウンすることもありますが、雨風で洗い流されるとほぼ元の能力に回復します。
一般の住宅地区では塵などの汚れは降雨で流されるので、掃除の必要は殆どありません。また、木の葉や鳥の糞などが、部分的に付着しても発電量が大きく損なわれることはありません。

雷が心配なのですが?
太陽光発電のパネルは、パネル自体で発電しており、コンセントにもつながっていないので、落雷で電流が流れてくることはありません。回路内に一定性能のサージアブソーバー(避雷素子)というものが組み込まれており、万が一の時にも備えてありあます。また、直接落雷を受けたという事例は極めて奇です。
塩害についてはどうですか?
| 一般品は塩害地では設置不可としています。 |
| 海岸より1km以内を塩害として規定としていますが、これを超える地域において、屋根(カラーベスト)・外壁等塩害対策している地域も塩害地域とみなしてください。 |
| 塩害地用の仕様品も用意されております。 |

ガラスの反射についてはどうですか?
| 特殊ガラスを使用しており、窓ガラスほど反射しない表面となっており、とくに問題となった事はほとんどありません。 |
